プラスチックの再資源化
適切なリサイクルで資源の有効利用
使い勝手の良いプラスチックは、私たちの生活のあらゆるところで使われています。しかし便利な一方で、プラスチックによってさまざまな問題が起こっています。
プラスチックの再資源化は近年最も重要な課題のひとつです。
プラスチックリサイクルは、限りある資源を有効に利用するために、回収した廃棄物を選別し原料化・固形燃料化などを行い、再利用できる資源へと再生させることです。
弊社はプラスチックリサイクルに真剣に取り組み、循環型社会の形成を目指します。
プラスチック問題とは?
地球温暖化の問題
プラスチックを燃やすと地球温暖化の原因となる温室効果ガスが多く発生します。
温暖化によって猛暑や記録的豪雨などの気候変動を引き起こすとされています。
資源枯渇の問題
プラスチックの原料である石油資源は有限であるため、不要なプラスチックを使用することは資源の枯渇につながります。
海洋汚染の問題
陸上から海洋へ流出したプラスチックがクジラやウミガメ、海鳥、魚の体内が出てきているという報告があり、生態系を含めた海洋環境への影響が懸念されています。
プラスチックのリサイクル
農業用ポリエチレンフィルムの再生
農作物の生産現場でトンネルフィルム等に使用されている農業用ポリエチレンフィルムは、使用後に大部分が燃料としての焼却されています。
弊社では、使用済みの農業用ポリエチレンフィルム等のLDPE再生ペレットへの再生加工処理を行っております。
加工されたLDPE再生ペレットは、食器やプランター、ポリ袋のほか、衣類や家電製品など、幅広い製品の原料として活用されます。

LDPE再生ペレット製造
使用済みの農業用ポリエチレンフィルムを粉砕したあと、洗浄して比重分離を行い不純物を取り除きます。
不純物を取り除いたフィルムを溶融して、再生原料として使用しやすいように3~5mm程度の粒状のペレットへと成型します。
